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■会津坂下町役場全職員研修においてUD講演報告 |
代表理事 冨樫美保 |
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会津坂下町では、第四次振興計画から、現在の第五次振興計画の実施計画に「人にやさしいまちづくり事業(ユニバーサルデザイン)」を掲げ、ユニバーサルデザインの観点から、まちの将来像である「生涯『安住・安活・安育』のまち」を目指しています。 |
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町民に「心のユニバーサルデザイン」の精神を浸透するためには、町職員が率先してその精神を学ぶことが必要であることから「ユニバーサルデザイン職員全員研修会」を実施されており、何事にも「思いやり」や「気づき」のできる職員目指しています。
福島県では、平成12年12月に策定した新長期総合計画「うつくしま21」の中で、「人権の尊重(人格・人権の尊重)」や「ユニバーサルデザイン」を新しい世紀の価値観の1つとして掲げるとともに、「ユニバーサルデザインのまちづくり」を重点施策体系の一つと位置づけました。 |
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それから以降+「ユニバーサルデザイン推進指針」、「ふくしまユニバーサルデザイン推進プラン」、「ふくしま型ユニバーサルデザイン実践行動計画」、「ふくしま型ユニバーサルデザイン実践行動計画」を策定に至っております。
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策定の趣旨には、ユニバーサルデザインにより、実現される暮らしの快適さなどを実現できる形で展開していく必要がある。そのためには、県だけでなく、市町村、県民、民間団体、事業者がそれぞれが、共通の理解、目標の下、連携・協働して、ユニバーサルデザインの推進に取り組んでいくことが重要であると。それを受けて、各市町村もその取り組みが進んでいます。
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そのような中、去る2月21日(火)第1部、第2部2回にわたる研修会「なぜ、会津坂下町で、ユニバーサルデザインが必要か」~誰もが、幸せに生きてゆくために~が開催されましたので、その報告をします。 |
当法人の活動から、指さし会話板(行政窓口用、会話カード、歯科医用等)やUDスゴロク・まちなかぐるぐるゲームを紹介し、飯舘村との協働事業「ユニバーサルデザインが五感で紡ぐまでいの里 おもいやり推進事業」を説明。
次に、ユニバーサルデザインが、なぜ、必要なのかについてお話をしました。行政のユーザーは、住民です。住民の視点に立って事業を組み立てる。UDの専門部局だけでなく、教育、建築、産業、福祉というように部局間で連携をとり、そして各自が、仕事を進めるその入り口にUDの考え方を持ってきて欲しいこと。仕事としてなく、人としてやることをお願いして終わりました。 |
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役場内には、「ユニバーサルデザイン検討会」が組織されていて、定期的に会を開かれ、実施しているとのことです。それも各部局から自ら手を挙げて、参加してるといことですから、なんて素敵と感動しました。
職員のみなさんが、研修会をきっかけに、アクションが起きて、ますますUD化が進めば嬉しいです。
コンパクトな町だから、ユーザーとの対話を基に、作り手と使い手の距離を埋め+ることができる。その可能性は無限です。 |
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誰でもが幸せに生きる町、ユニバーサルデザインに彩られた会津坂下町実現も、そう遠くないと確信しました。
最後に、ユニバーサルデザインのこころで対応いただきました、+政策財務部の佐藤さん、ユニバーサルデザイン研究会のみなさま、ありがとうございました。 |
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