■現在地>トップページ>活動報告>
 実践強化事業を「福島県UD推進協議会」が県から受諾実施しました。
 NPO法人ユニバーサルデザイン結の富樫代表理事理事が務める福島県UD推進協議会が受託して事業が展開されました。
[実施計画]
中通り
日時:平成21年10月8日(木)13時~15時30分
場所:ウイズもとまち(福島市)4階会議室
内容:「情報のUD」テーマに体験型ワークショップ
講師:北海道文化放送 デレクター山田もと子氏
 中通り:「情報のUD」テーマに体験型ワークショップ
 この事業は、県がユニバーサルデザインの普及・啓発の取り組みの一環として、県民の みなさんへ、ユニバーサルデザインの考え方や、手法をより実感のあるものとして理解していただきたいとの趣旨で記企画したものです。
主催は、福島県。UD推進協議会が運営をしております。
 
 今回は、3方部のうち最初で、中通り方部、福島会場でのWSとなります。
テーマは「情報のユニバーサルデザイン」。ユニバーサルデザインをどのように伝えるかを学ぶ場にしたいと考え、講師には、UHB北海道文化放送デレクタ-山田もと子氏をお迎えいたしました。
 山田さんは、ユニバーサルデザインをテーマにした番組「石井ちゃんとゆく!」のディレクターを務められており、9年間という長い期間放送されています。
この番組は、ご自身が企画・提案され実現したとうことですが、山田さんのユニバーサルデザインに対する熱い思いがあってこその長年の放送継続があるのだと実感いたしました。
 
 この番組は番組名ともなっている「石井ちゃん」が、身近な素材を体当たりで取材し、 それを「楽しく」「わかりやすく」表現しているので、とても高い視聴率を誇っています。

今回WSでは、前半は、放送した内容のDVDをご覧いただきながら、制作での苦労話や、番組への思いなどを話していただきました。
そして後半では、参加者のみなさんにグループになっていただき、番組で取り上げたUDグッズを参加者のみなさんと一緒に体験しました。
 参加者されたみなさんは、普段とは違う状態になることで不便を感じ、またその立場になることで、見えてくるものがあることを実感されてました。
 
 高校生みなさんからは、「UDを学習していたけれど、始めてよ~く分かりました、納得!」
と、感動されたり、また、「言葉は知っていたけれど、今日体験して、本当に目から鱗でしたと」、「とてもよくわかって、いい内容だった」等みなさん、感想を話され、大変喜ばれていらしゃいました。
 
 体験では、紙コップの片側を、切り取ることで、高齢者や患者さんが飲み物を口にする時に、頭を後ろに倒すことなく飲めるアイデアや外食先で割り箸をしようする時に箸の3分2の位置を輪ゴムで縛ることで、箸使いが楽になり簡単に小さいものでもはさむことが容易になるなど、すぐに生かせる「心遣い」を学びました。
 この番組は、UDでの「もの」、「こと」、「ひと」の紹介で構成されてますが、番組が広まることで、様々な、人々が共に助け合っていなければならないということが伝わるのではないかと思いました。
 高い知名度がある番組によって、UDの理念が普及することができるのだと、その効果にますます期待されます。

福島県の県民認知度は、約45%です。
UD番組によって、子どもからシニア層まで全ての人々の理解を深め、その取り組みが活性化するのだ思います。
 
 ユニバーサルデザインの考え方は、誰もが安全・安心に暮らすことができる社会を実現するために欠かせないものです。
一人ひとりが、自分の足元から、広げていきましょう。一つの手法としてメディアから伝えることも
成果が大きいです。

今日ご参加いただいたみなさんから、またUDの輪が広がりました。ありがとうございました。 
 
 
 当日はマスコミも入り盛況に終える事ができました。
 
■パンフレット及び講師プロフィール
 


085008・指さし会話板報告書
080502・飯舘協働事業
080315・福島県UD推進協議会
070919・福島医大病院UD検証
070721・定例会議(1)議事録
070701・総会の報告
070426・受託事業報告


ユニバーサルデザイン・結|E-mail:info@ud-yui.com
本サイトに掲載されている全ての情報の無断転載・無断利用はご遠慮ください。