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■バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進に対する顕著な功績が認めら
れて内閣府の平成21年度「バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進功労者表彰」で、内閣府特命担当大臣表彰 奨励賞を受賞しました。 |
代表理事:冨樫美保 |
ユニバーサルデザインによる社会づくりを目指し、ワークショップの開催等ユニバーサルデザインの推進をテーマとした自冶体と協働事業を一の村で年間を通じて、実施するなど、地域における普及・啓発に
尽力した功績にたいしての受賞です。
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このバリアフリーユニバーサルデザイン推進功労者表彰は、平成14年度から始まり、8年間で81件の事例が表彰がされましたが、その一つなんだと、全国での評価いただいたと思うと、改めて胸が熱くなりました。
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選考委員長から、選考過程のでは各都道府県から、推薦していていただき、書類審査の一次審査、実態調査の二次審査を経て選考されたと伺いました。
結の推薦の内容は、平成19年度「行政窓口用コミュニケーション支援ボード『指差し会話板』作成」しました。 |
聴覚障がい者、高齢者、外国人まど、話し言葉(あるいは、日本語)による意思伝達が困難な方々を対象に、窓口における各種手続きをサポートするためのツールとして作成。
行政手続きをに関する様々な事項がイラストと英・中・韓の各語で表示され、使用者がそれを指し示すことによって、容易に意思伝達が行える仕組みとなっています。 |
福島市役所・支所の書く窓口に設置されたほか、伊達市・いわき市でも採用されています。 |
『指差し会話板』は、2008第2回メデイアユニバーサルデザインコンペデイショングランプリ受賞しました。 |
また、平成20年度「ユニバーサルデザインが五感で紡ぐまでいの里 思いやり推進事業」を実施しました。
これは飯館村が推進するまでいライフ(「までい」とは「手間暇惜しまず」「心を込めて」等を意味する地元に伝わる言葉)とUDの考え方(思いやりの心を基盤に、誰もが暮らしやすい製品・施設・社会の仕組みづくりを目指す)の共通性に着目し、村との協働事業によりUDをテーマとした事業を一年に渡って実施しました。
行政とNPOが手を取り合い多彩な事業を展開するという全国的に見ても希有な事例として注目されています。 (県の推薦文から抜粋) |
設立から3年7ヶ月一つひとつの活動を丁寧に、取り組んできました。
多くの方々のお力あっての受賞です。
今まで活動にご協力いただいたお一人おひとりに心から感謝を申し上げたいです。 |
そして結の会員のみなさん、理事の方々、応援していただいた全ての人たち、喜びを分かち合い、そして受賞を励みに、次のステージへ進みましょう。 |
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ユニバーサルデザインに彩られたうつくしまふくしまを築き全ての人が、共に幸せに生きられるように。
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【表彰式】
12月9日(水)に、内閣総理大臣官邸で行われた表彰式に、
菅野副代表理事と福島県庁の江口さんと出席しました。
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いよいよ開式です。
福島内閣府特命担当大臣が入られ、内閣府特命担当大臣表彰 奨励賞から授与が始まりました。
内閣府特命担当大臣表彰から授与が行われ、4番目が結です。何時になく緊張します。
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名前を呼ばれ、大臣の前に進み、一礼をしますと「いつもありがとうございます。
ユニバーサルデザイン・結殿おめでとうございます」と、
手渡していただきました。
大臣の笑顔につられ、私も緊張がほぐれ微笑みになりました。
席の戻り、賞状に目を落とすと、喜びが、じわじわと込み上げてきました。 |
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引き続き鳩山内閣総理大臣が入られ、内閣総理大臣賞の授与がされ、これで受賞者全員の授与が終わりました。 |
そこで、鳩山内閣総理大臣からお祝いのお言葉をいただきました。 |
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一番最初にユニバーサルデザインに触れたのはスタンフォード大学に学んでいた時、キャンバスを歩いていたら、車椅子の学生が、ものすごいスピードで追い抜かして先に行ったとき、ああ、この国は、障害を持っていても誰でもがこんなにも生き生き暮らせる国なんだと日本は遅れていると感じられたそうです。
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バリアフリーユニバーサルデザインの考えは、今の世のに必要な考え方であり、広く推進していかなければならないとお話になられました。 |
さらに、受賞者の努力と労をねぎらい、これからも頑張って下さいと激励のお言葉に、受賞されたみなさんは、この期待に応えようという気持ちを持たれた思います。 |
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その後、鳩山内閣総理大臣、福島内閣府特命担当大臣と受賞者で記念撮影を行い少しの時間、受賞者とお話になられました。
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総理官邸で、障害者の方々の生活をしやすい環境作りと、ユニバーサルデザインの普及に貢献した企業・法人等に対して表彰する、バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表に、結の3年6ヶ月の活動が認められて、福島県の推薦により、表彰授賞式に、鳩山総理大臣、福島大臣のもとで、富樫代表と管野副代表が臨席しました 。 |
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【祝賀会】
祝賀会では、始めに福島内閣府特命担当大臣のごあいさつ、、続いて泉内閣府政務官のご発声で乾杯の後、みなさんとの歓談になりました。 |
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福島内閣府特命担当大臣を囲み、受賞者同志、選考委員の先生方も交えてお話をさせていただきました。 |
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途中で、各受賞者から挨拶をかねて、取組等について、紹介がありましたが、そこで始めてそれぞれの内容がわかり、どれも凄いと汗と涙の賜物なんだと、とても感動しました。 |
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■バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」受賞事例発表会に出て |
理事:佐藤玲子 |
事例発表会はまず最初に、選考委員長さんから表彰選考に関する総評があり、
その後、「内閣府特命担当大臣表彰 奨励賞」受賞4件の発表 |
①尼崎市交通局:全車両ノンステップバス導入率100%達成 |
②特定非営利活動法人 子育てネットくすくす:障がいの有無に関わらない視点からの子育て支援の場づくり
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③特定非営利活動法人 多文化共生センターきょうと:コンピューター(タッチパネル)による多言語医療受付システムの開発実用化 |
④特定非営利活動法人 ユニバーサルデザイン・結:ユニバーサルデザイン推進のための自治体との協働事業の取組など
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次に、「内閣府特命担当大臣表彰 優良賞」受賞4件の発表 |
①愛知県厚生農業協同組合連合会 豊田厚生病院:「患者さま中心」のすべての人が来訪しやすい病院づくり
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②カシオペア連邦はーとふる発見隊:ユニバーサルデザイン視点の施設点検と小学校におけるユノバーサルデザイン学習への貢献 |
③株式会社 タカラトミー:障がいのある子どもも楽しめる「共遊玩具」の開発、業界全体への普及推進 |
④財団法人 明治安田こころの健康財団:「コミュニケーション支援ボード」の開発、普及活動 |
事例発表はなかったのですが、優良賞には他に 財団法人 安全交通試験研究センター:「点字ブロック」の開発 も受賞し計5件でした。
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最後に、「内閣総理大臣表彰」受賞1件 |
株式会社 東京信友:「シルウォッチ」振動及び文字情報により生活情報を知らせてくれる腕時計型受信器を開発、普及の計9件の発表がありました。
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その後これら全発表の後に、当初は会場参加者との質疑応答の時間を予定していたようなのですが、発表者の方々がそれぞれに、この時とばかりにわかりやすく活動を説明しようと心を砕かれ、外は師走の寒さでしたが、会場内は白熱した発表会となり、質疑応答の時間がなくなってしまう程でした。
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事例発表4番めに、われらが冨樫代表が晴れがましく登壇!ステージスクリーンに映し出された、見覚えのある飯舘の活動のシーンのひとつひとつ・・・ココ東京で見る飯舘村!その光栄を、福島から駆けつけたみなさんでかみしめました。ここへ立たせてくださった飯舘村のみなさま、関わってくださったすべてのみなさま、ほんとうにありがとうございました。 |
個人的な感想としては、市役所版「指さし会話板」をつくるきっかけとなり、手本とさせていただいた、財団法人 明治安田こころの健康財団:「コミュニケーション支援ボード」先輩との同時期の受賞に、何だか恐縮してしまいました。 |
それから、特定非営利活動法人 多文化共生センターきょうとの「コンピューター(タッチパネル)による多言語医療受付システム」には、とても心動かされました。今年、携帯用コミュニケーション支援の「持ってく会話カード」作成にあたり、聴覚障がい者の方々に「どんな時に困りますか?」と伺ったら、「病院!」と即答された方がいらっしゃいましたから。その時は市役所版同様、用件の絞込みが難しいだろうなあ、と思ったのを覚えています。
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私たちが取り組んできた「指さし会話板」シリーズも、ゆくゆくはコンピューター(タッチパネル)化し、進化させていったほうが使いやすいのかもしれないなあ、と思ったのでした。 |
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また、今夏たまたまテレビで見てとても感動した「シルウォッチ」が内閣総理大臣表彰と知り、ひどく納得しました。この技術が精密機器ニッポンの復活再生、不況からの脱出につながらないかなあ、とオバサンはひとり思ったのでした。 |
本来ユニバーサルデザインでは最優先視する「使いやすさ」ですが、タカラトミーの、その上いく「楽しさ」を最最優先しながら「使いやすさ」を求める!その企業姿勢に、社長さんみずから説明され、しかもこの姿勢を玩具業界で共有したい、との熱い思いに、心動かされました。 |
他にもまちづくり視点から、尼崎市交通局:全車両ノンステップバス導入率100%達成はすごいなあと思いましたし、各地でバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進のいろんな活動が、時にはひょっとしたら血の滲むようなご苦労をしながら、みなさん取り組まれているんだなあ、と発表を拝見しながらつくづく思いました。その名の通り、励まされたように思いました。 |
最後に後日談を少し。授賞式から帰った翌々日、隠密?に進めています別件で、市役所版「指さし会話板」でたいへんお世話になった、福島県国際交流協会の何(か)さんとお会いしました。受賞を我が事のように喜んでくださいました。
私が、特定非営利活動法人 多文化共生センターきょうと の「コンピューター(タッチパネル)による多言語医療受付システム」のことをご紹介し、「指さし会話板」も「コンピューター(タッチパネル)化するときが来るかも・・・」と言いましたら、「でも、やっぱり最後は人間対人間でありたいですね。「指さし会話板」のアナログさ具合が、コミュニケーションをとりにくい方々にとって、心地よいところもあるかもしれませんよ」と言ってくださいました。
なるほど!そんな理解者に支えていただきながら、これからも少しずつ歩んでいくのかなあ、と思いました。
みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。 |
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昨年の飯舘村との協同事業「までいの心」をスライド共に発表しました。 |
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指さし会話板も見本を示して説明しました。 |
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■「Innstitute for Humen Centered Design」 (旧アダテイプインバイロメンツ)のバレー所長との往復メールの中で結の受賞について報告しましたところ、下記のようなメールをいただきましたので、お知らせいたします。 by:菅野真由美 |
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Dear Masafumi-san,
Retired? I am surprised but hope that you are enjoying time for other pursuits. I thank you for sending the inquiry on to your colleague and I will try again.
I have one Japanese staff, an ethnographer, and she will be able to communicate in Japanese.
Congratulations on the award for Yui! Of course I am not at all surprised by the success of my old friends.
Please do update me when you can about all that you are doing.
Warm regards,
Valerie
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(前略)
「結」の受賞おめでとうございます。古い友人の成功は(当然であり)驚きませんよ。
あなた方がおやりになっていることをすべて、ぜひアップロードしてください。
バレリー
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