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月舘小学校UDスゴロクワークショップのご報告
事務局 安部大司
11月27日(火)、伊達市立月舘小学校で、体験版UDスゴロクワークショップを開催した。

結のスタッフは10時半過ぎに小学校に到着し、校長先生にご挨拶をした。

そこでわかったことだが、鈴木義男校長は2年前、体験版UDスゴロクが初めて実施された南会津町立南郷第一小学校の校長でもあった。つまり、先生がUDスゴロクをご覧になるのは2回目である。491校ある福島県内の小学校で、UDスゴロクにおいて、これまで2回もお会いした先生はいらっしゃらない。UDが取り持つ「縁」を感じずにはいられない瞬間だった。

また今回は、長田区ユニバーサルデザイン研究会会長である森崎清登さん(近畿タクシー株式会社代表取締役社長)も神戸から訪れ、UDスゴロクの様子を見学された。森崎さんは、もともと冨樫代表と面識があった。ご自身の講演で郡山に来ていたところ、「結」のホームページを見て、月舘小学校でUDスゴロクWSがあることを知り、見学に来てくださった。森崎さんの「スゴロクを見たい!」という情熱が、そうさせたのか。はたまた、UDが取り持つ「縁」なのか。

肝心のUDスゴロクだが、小学生4~5人が1グループとなり、コマになる人、サイコロを振る人などを決め、クリアカードを使う時は、どうすればバリアをクリアできるか、グループ全員が話し合って、スゴロクを進めた。

子どもたちもルールがわかってくると、自分たちの順番が待ちきれず、我先にと、サイコロを振りたがる子どももいた。また、バリアに当たると積極的に自分から考えてくれる子どももいた。

子どもたちのルールの飲み込みは早い。あまりにもスムーズに進み、少し時間が余るくらいであった。そこで、スゴロクで使用した車いすや松葉づえを、スゴロク上で変身した子供たち以外にも体験してもらうことにした。日常生活では、子どもたちはそういったものに触れる機会があまりない。相手の立場を理解するのにちょうど良い機会である。

 
ワークショップが終わり、車いす、松葉づえなど、実際にスゴロク上で立場が変身した子どもたちが、一人ずつ感想を述べ、下記のような感想があった。

「障がい者やお年寄り、妊婦さんなどがどれだけ辛いかが分かった」
「まちなかで困っている人がいたら、助けてあげたいと思った」
「まちなかはバリアが多いと思った」
「クリアカードのように、親切な人がいっぱいいればいいなと思った」

 

今日の「気づき」が、これからの子供たちの生活にきっと役に立つであろうし、彼らが将来大人になった時、よりよいまちづくりや社会環境づくりのためのベースになるであろう。



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