ボッチャについて
東日本大震災からの復旧が少しずつ進む一方で、高齢化・経済格差と避難生活の長期化や生活再建の難しさなどの課題も切迫しています。
「誰にとっても安全・安心なものづくり=ハード面」及び「お互いを思いやる気持ち=ソフト面」からユニバーサルデザインの考えの意識をアップすることが必要です。
これを、ユニバーサルデザイン結では「ボッチャ」から提案しています。

ボッチャとは
ジャックボールと呼ばれる白いボール(目標球)に、赤と青のそれぞれ6球ずつのボールを近づけるスポーツです。
相手のボールを弾くなどして、自分が優位に立てるように位置取りをします。
ルールはシンプルそうに見えますが、実は白い目標球も弾いて移動させることができるため、緻密な戦略が試されることとなる、頭を使うスポーツでもあります。
投球の正確さと戦略が勝敗を分けるという点で、「地上のカーリング」とも言われています。
最終的に、目標球に最も近い球を投げた方が勝ちとなります。

パラリンピック
ボッチャは1984年から、パラリンピックの正式競技となっています。男女の区別はなく、障がいの程度でクラス分けし、順位を競っています。
選手たちには重度の脳性麻痺など、四肢に障害があります。激しい運動はありませんが、知的な戦略と技術力、集中力が求められる競技となっています。

ボッチャの歴史
ボッチャは重度の脳性麻痺もしくは同程度の四肢重度障がいがある方のために、ヨーロッパで考案されたスポーツです。近年では障がいの有無に関わらず、子どもから高齢者まで誰でも楽しむことのできるスポーツとして注目されています。

結でのボッチャに関連した活動はこちらからご覧いただけます