指さし会話板について
ユニバーサルデザイン・結では、指さし会話板を通して、ユニバーサルなコミュニケーションを推進していきます。
指さし会話板とは
聴覚障がいの方、高齢者の方、外国人の方、またコミュニケーションがとりにくい方が、市役所や支所の窓口を訪れた時に、少しでもスムーズに用件を済ませられるようにするためのツールです。
指を差すだけで、自身の用件を相手に伝えられるボードとなっています。


指さし会話板ができるまで
支所の窓口担当職員の方々と案を練り、試作品で聴覚障がい者の方と模擬体験を繰り返し、試行錯誤しながら完成させました。
細かい議論を重ねたことで、より実用的なものとなっています。例えば、文例と合わせて周囲に数字や単位記号の枠を配して金額のやりとりを可能にしたり、説明が難しい印鑑や免許書などの各種書類は実物の写真を掲載するなど、工夫を施しています。

指さし会話板の特徴
市役所や支所の窓口業務での導入部分で使用します。筆談メモを併用することで、コミュニケーションを図っていきます。
ボードの配色には、色覚障がい者への配慮も行ない、濃くはっきりした色合いとなっています。

指さし会話板の可能性
文字や記号を指さすことで、コミュニケーションを円滑にできるようになっています。耳が聞こえない、言葉が話せないだけでなく、日本語が上手く使えない外国人向けに、英語、中国語、韓国語にも対応しています。
単なる障がい者向けの福祉機器として使われるだけでなく、様々なユーザーのニーズに応えられるユニバーサルなコミュニケーションツールとなっています。


2008年のMUDコンペティションにて最優秀賞を受賞しました
2008年に開催されたMUD(メディアユニバーサルコンペティション)にて、指さし会話板が最優秀賞を受賞しました。

受賞の様子はこちら
結の指さし会話板に関連した活動はこちらからご覧いただけます