UDすごろくについて

ユニバーサルデザイン(UD)を遊びながら学べるUDすごろくは、UDの大切さを実感し、UDに対する興味・関心を自然と身につけることができます。

まちなかぐるぐるゲームって?

ユニバーサルデザインを遊びながら学べるよう、福島県のNPO法人 ユニバーサルデザイン・結が製作したUDすごろくです。

UDすごろくには、実際に体験できる「体験版」、10~15人程度が集まって楽しむことのできる中型の「中版」、テーブルやこたつ等の上で遊ぶことのできる「卓上版」の3サイズがあるから、目的に応じて選べ、使い方も多様です。

「体験版」の特徴 

実際にバリアを体験できるので、どうすればバリアをクリアできるかがイメージしやすく、体験したみんなに大好評です。

⇒体験版UDすごろくの目的と成果はこちらで公開しています。

「中版」の特徴

「体験版」を設置するほどのスペースはないけど、UDすごろをやってみたいという方におススメです。

「卓上版」の特徴

UDすごろく卓上版

場所を取らず、遊びたいときに気軽に遊ぶことができます。また簡単に持ち運べるので、お友達の家に持って行って遊ぶこともできます。

進め方

サイコロを振って「スタート」から「ゴール」まで進むのは普通のすごろくと同じです。まちなかぐるぐるゲームには、町にあるいろいろなバリア(障害)が設定されています。止まったところのバリアをクリアして進んでいくようになっています。

まず、町なかを健常者として1周したあと、2周目は、ハンデを背負った人に成り変わって回ります。体験版では実際に車いすに乗ったり、おなかに赤ちゃんのいる女の人や、お年寄りなどにチェンジ(変身)して杖をついたり、重い荷物を持ったりしながら移動するので、かんたんには前に進めません。さらに、すごろくの町にはいろいろなバリアがあります。バリアをクリアするためには、サイコロの1と2が出た時にもらえる「クリアカード」を使い、どうしたらいいかみんなで知恵を出し合いながら解決し、ゴールを目指します。

「クリアカード」には、バリアをクリアするためのヒントが書かれています。たとえば、「親切な人」「自動にする」「広くする」「みんなのトイレ」「アイディアを出す」「手すりをつける」「エレベーター」などがあります。
バリアによって、どのカードを使うかみんなで考え、クリアしながら進んでいくのですが、カードはもらっているものの中でどうするか考えなくてはいけません。たとえば、車いすは小さい段差なら、人の力でも何とかなるから「親切な人」カードでクリアできるけど、階段は「エレベーター」がないと上がれないね。結のスタッフや先生などといっしょに考えて解決していきます。

このすごろくの成果

すごろく遊びを通して、まちなかのバリアには、まわりの人の手助けのみで解決できるものと、できないものがあることを、気づくことができます。

体験版では実際にいろいろな人の立場になって考えることができるので、遊びながら身近なバリアに気づき、ユニバーサルデザインの大切さを実感し、ユニバーサルデザインに対する興味、関心を無理なく、自然と身につけることができます。

体験版UDすごろく
体験版UDすごろく

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