「こどもの城」にてUDスゴロク体験ワークショップ開催

事務局 加藤美加

年が明けて間もない1月8日(土)福島市立第1小学校にて、子ども達向けに開催されている「あそびの城」の活動で「体験版UDスゴロク」のワークショップがおこなわれました。元教室を改装したカーペット敷きの暖かい教室に、あの巨大スゴロクはほぼピッタリおさまりました。

快適な環境の中、参加者は小学生9名と保護者・お世話をしてくださるおにいさんなど、約30名です。結からは菅野真由美副代表、佐藤玲子理事、加藤美加事務局が参加。様々な年齢の人が一緒のグループを作って楽しみながらUDを学びました。特に車イスに変身したグループは年齢が高いにもかかわらず(高いから?)、階段やドアのところで大苦戦。女の子が介助してもらうのを恥ずかしがったり、嫌がったり、そして介助役のおにいさんも遠慮したり、となかなかいい答えが出せません。ゲームの中での話ですが、このような事は実際もありうることと感じました。妊婦さんになった女の子も、その姿に照れてしまい、恥ずかしさから早く終わりたい、とむりやり階段を上ってしまうなどと現実を受け入れられない?様子でした。

思春期の子ども達には、変身した姿にとまどい、「かっこわるい」や「はずかしい」が先に立ってしまったようです。

最後の感想では、車イスや松葉杖など実際その立場になると難しい事がたくさんある。という感想がでましたが、やはり、事前にユニバーサルデザインというものをある程度学習し、その知識をもってこのスゴロクを体験すると、普段は気づかないが、世の中には不自由な思いをしている人がいる。

そのためにどうしたらいいのか?という一歩進んだ「気づきの心」効果をもっと上げられるのでは、と感じました。