「がんばろう福島!“絆”づくり応援事業」(応急仮設住宅UDチェック)事業 概要

 

1 背景及び目的について

 現在、一次避難から二次避難へ、そして応急仮設住宅へと移行が進むなか、仮設住宅の環境等の在り方について様々な意見が出てきている。
 特に福島県においては、原発事故の収束の見通しもつかない現状から推察すれば、仮設住宅での暮らしは、いつまで続くか分からない。また、応急仮設住宅には、子どもから高齢者まで、中には障がいを持つ人など、さまざまな人が生活している。
しかし、建設地から建物の内部構造にわたり、「誰もが長期的に生活しやすい環境」とは言いにくい点が多く、課題がみえている。
こうした中、東日本大震災の被災県の中には、従来の仮設住宅に比べ、生活者の視点に立ち、少しでも工夫しようと改善されているところもある。
 したがって、この事業では、「これからの仮設住宅のあるべき姿」をテーマに、課題の残された場所、工夫されている場所を含め、被災地の様々な仮設住宅を「誰もが生活しやすい環境」を視点に立って検証し、今後の仮設住宅の姿を提言することを目的とする。

 

2 概要

(1)時期 
   第Ⅰ期:平成23年9月~12月
   第Ⅱ期:平成24年1月~2月
(2)地域
   福島県、宮城県、岩手県の応急仮設住宅
(3)主催 
   NPO法人ユニバーサルデザイン・結
(4)テーマ
   「これからの仮設住宅のあるべき姿~だれもが生活しやすい環境を求めて~」
   *ユニバーサルデザインの視点から検証する

3 具体的な実施方法
 (1)手順
   ①3県においての応急仮設住宅の情報収集
   ②調査対象の絞り込み
   ③調査

4 まとめ、提言
(2)実施体制
   NPO法人ユニバーサルデザイン・結、女性建築士の会 等
  *県、市町村等自治体及び大学などの教育機関へ協力依頼を行う。

 


 

仮設住宅UD調査報告の全文の報告書がダウンロードできます。
感想などご意見を頂ければ幸いです。

表紙及あとがき:PDFでダウンロード

報告書全文:PDFでダウンロード

A-4版20ページになります。