会津湯野上温泉ユニバーサルデザインチェックが終わりました
報告:菅野副代表
9月末から10月中旬にかけて、会津湯野上温泉UDチェックをさせていただきました。
福島県南会津振興局が実施した「ユニバーサルデザインによる誘客促進事業」を受託したもので、振興局からの呼びかけに手を上げた10軒の旅館やホテル、民宿などを廻りました。
日本唯一のかやぶきの駅舎が残る湯野上温泉駅、大内宿や塔のへつりなど、会津の主要観光地を抱える南会津地方の入り口に位置する湯野上温泉。その昔、会津西街道を往来する人々が傷を癒したという名湯は、数々の伝説も残っています。温泉宿は明治の中ごろに始まったということですが、民宿も多いのが特徴です。それは、大川のダム建設の労働者のために民宿を始めたからだといいます。
それもしても、豊富な湯量と弱アルカリ性単純泉という湯質は、こころを癒し身肌効果も満点です。その証拠に、おじゃました民宿のおかみさんの肌のきれいなこと!顔だけでもお湯につけて帰りたい、そう思わせるすばらしい温泉です。
ここ独特の歴史ゆえに、「バリアフリーやユニバーサルデザインには縁がない」とは言いつつも、皆さんの“おもてなしの心”は、他には負けないものがあると感じました。これから、ユニバーサルデザインチェックに参加してくださった一軒一軒へのアドバイス、そして湯野上温泉全体としてどうユニバーサルデザインにしていくのか、私たちにできる最大の提案をさせていただきたいと思っています。